白馬雪遊び

 2012.2.28-3.1
日程:2012.2.28-3.1
場所:白馬ハイランドホテル(81期:掛谷嘉則氏社長)
参加者(敬称略、順不同)計21名
 関東組 6名:漆戸、宇治、森川、菊沢夫妻、水野     
 関西組15名:赤松、奥野、栗山、斎藤、萩原、吉澤、大谷(健)、刀禰、山路、佐野(信)、安場夫妻、谷川、大西、(木脇)
内容
 2.28:関西組は早朝夜行バスで、関東組も午前中にホテル到着。絶好の天気に恵まれ早朝の白山連峰は朝焼けに輝き、刻一刻と輝きを変化させてくれた。午前中は温泉に入ったり、ひと眠りしたり、スキーをしたり自由に過ごし、午後から有志で落倉高原へスノーシュー散策。スノーシューの装着に結構手間取る。全員写真を撮り出発、裏山に登る。いろいろガイドさんの説明を聞きながら散策。淡い緑色のウスタビガの繭が小枝に揺れていた。新雪の急斜面を飛び跳ねて下りてゆくのは実に気分爽快だ。2時間あまりの散策はあっという間に過ぎ、少しものたらなかった。帰路のバス停の角の高台には、風害・惡靈防除、豊作を願った風切地藏が、赤い帽子に桃色のよだれ掛け姿で雪の上に立っておわした。   
 28日 早朝の白馬鑓ヶ岳と杓子岳 白馬岳と小蓮華山  天狗の頭白馬鑓ヶ岳、杓子岳 
午後、希望者はスノーシューを履き雪の落倉高原散策へ 
 見晴らし所で記念撮影 五竜岳を望む  ウスタビガの繭( ツリカマス)
 
岳樺?の古木をバックに   風切地蔵 バスを待つ間に可愛い雪だるま 
 夕食後、全員で再び夜の落倉高原散策。
 真っ暗な森は様相が一転し、一人では方向を見失うほどだ。夜空の星は冴え返り、ただ皆の歩く音のみが聞こえる。懐中電灯の光を頼りに森を歩くのは初めての経験で気持ちがいいが、少し一人離れるとたちまち漆黒の闇で少々薄気味悪い。夜の老人の散策は危険が伴うので7人のガイドが付き添ってくれたが、我々がサッサと歩くものだから、予定のコースはたちまち終わり時間を持て余し気味であった。ここでもお茶のサービスがあったが、もっと歩きたかったというのが皆の本音だろう。ガイド達も我々の健脚ぶりには、少し当てがあずれたようであった。
28日夜、再び落倉高原散策へ
 お茶休憩 一服 無事生還を祝しロビーの雛壇前で記念写真
 29日晴れたり曇ったり。朝食後、ゴンドラ「Line8]にて頂上へ。そこから山を下るのかと期待した。ここでもガイドがいろいろ詳しく説明してくれ、それはそれで楽しかった。特に白樺の樹皮が黒煙をあげてよく燃えるなど、初めて知って驚いた。また山腹の雪の斜面をわざわざスコップで足を置く場所と雪のテーブルを作り、温かいコーヒや紅茶を沸かし、おまけにみかんやモンブランのケーキまで用意しご馳走してくれたのは有難かったが、それで歩くのは終わり。その後昼食が準備された山小屋へ行っただけ。結局歩いたのは2kmもなかったのではないか。ボクとしては全然物足らず不満が残った。「俺達は単なる老人集団とは違うぞ」と、一言文句を言いたかった。何か騙されたような気がした。確かにこの歳ではいつ何時、何が起こるかわからない。念には念をいれ行動するべきかも知れないが、ボクらは雪の上を歩きたいから来たのであって、雪の上でモンブランやコーヒーが飲みたくて来たのではない。傍迷惑かも知れないが、好きな仲間と、好きな事をして、好きな所でポックリ逝ったら本望だ。ここに来た人は多分誰もがそうした気持ちで参加されていると思う。ボクは家内にも常々そう言っている。ホテルへ帰ってから、さらに付近の地蔵群を見に歩いて行ったのは、そうした不満の表れだと思った。
 今回のスノーシューによる散策は、全て安全第一主義であったが、少し行き過ぎのような気さえした。
 夕食後は別室で宴会。掛谷嘉則氏社長の気配りもあり大いに盛り上がった。ボクの作った「柚べし」も酒飲みの皆さんには好評で嬉しかった。
 
散策準備  森や木の説明  周辺散策、雪の椅子、テーブルを作りお茶  
 昼食場所へ ホテル近くの地蔵群  夕食後の宴会 
 3月1日、晴れたり曇ったり。早朝、部屋の窓から見える白山連峰は微かに朝焼けし、刻々と変化する山容を写真に撮って楽しんだ。ホテルの下に広がる畑に建つビニールハウスの骨組みが、雪原に黒い線状模様を形成し、幾何学的な美しさを醸し出していた。 今日は昼食時に信州そばの「りんご」に集合するということで、各自自由行動。
 ボクは白馬三枝美術館行きに加わった。八方バスターミナルからほとんど雪のない道を歩いて美術館へ向かう。空気が澄んで白馬の山々が美しい。山頂付近の「菱形」の雪形が有名な五竜岳が美しく輝いており、思わずシャーターを切る。20分ほど歩いて美術館に着くと、開いているはずの美術館が展示品入れ替えのため生憎の休館。仕方なく引き返しゴンドラ「アダム」でうさぎ平まで登る。時間の関係で八方頂上までは行けなかったのは残念であったが、ゲレンデから見える雄大な景色、大滑走競技のスタートから次々飛び出す選手の姿などを楽しんだ。
 昼食は「りんご」に全員が集結し、それぞれ好きな信州そばを戴いた。ボクは大盛り2杯を平らげた。
 楽しかった雪遊びもあっという間に過ぎ去り、お互いの健康を祈り再会を約束して東西に別れた。
 1年に1度ぐらい、季節を違え、こうした東西の交流を持ちたいものだと思った。
 最後に大変お世話になった斎藤さん、漆戸くん、それにいろいろ気配りいただいた掛谷嘉則さん、ありがとう。  
早朝の白馬鑓ヶ岳と杓子岳    白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳 模様  
 五竜岳  うさぎ平にて 白馬大橋より白馬岳を望む 
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